関東職業能力開発大学校の特色
関東職業能力開発大学校は職業訓練校に分類される国の機関で、大学および短大に相当する訓練が受けられる教育機関です。
法律的に大学には分類されないことから、大学とは呼ばず大学校という名称が採用されています。
一般的には、関東能開大という名称で知られていて、4年間の訓練過程を修了することで大学と同等の資格が得られる学校です。
主に工業関連の職業訓練を中心としたカリキュラムが中心で、ものづくりに関連した優れた人材を育成するための職業訓練機構です。
競技大会技能オリンピックにおける優秀成績をおさめる学生が多く、各大会で多くの賞を受賞しています。
各学科は20人程度の少人数体制が特徴的です。
学部はなく学科に分かれる
関東職業能力開発大学校には専門課程と応用課程の2つの課程があり、専門課程は短大卒業と同等、応用課程は大学卒業と同等の資格に位置付けられます。
大卒相当の資格を得るためには、専門課程を2年間受講し、その後応用課程を2年間受講することが必要です。
卒業後の就職率は100%と、卒業生は何らかの企業などへの就職を決めています。
関東職業能力開発大学校には4つの学科があり、専門課程と応用課程それぞれが連動しています。
生産技術科と生産機会システム技術科は、日本のものづくりの根幹とも言える精密加工に関連する技術が数得できる学科です。
そのほかにも、CADや生産ラインの自動化に関する技術が学べるなど、学習する範囲は多岐に及びます。
電気エネルギー制御科と生産電気システム技術科は、自然エネルギーや電動力に関する技術を学べる課程です。
省エネルギーなどSDGsに関連した技術の習得ができるので、就職でも有利な技術が学べます。
電子情報技術科と生産電子情報システム技術科では、時代をリードする最先端の情報通信技術が学ぶことができます。
IoT社会に欠かせない情報系のインフラなど、情報化社会に必要な技術者の育成を行います。
建築科と建築施工システム技術科は、世界的に評価の高い日本の建築技術に関連した技術が習得できる訓練課程となっています。
偏差値・大学を卒業した著名人・キャンパスの周辺地域
関東職業能力開発大学校の偏差値は、40から42です。
技術者を輩出する大学校ということもあり、企業のトップなどで活躍する卒業生がいますが、著名人に関する情報は今のところありません。
関東職業能力開発大学校は栃木県の小山市にある大学校で、アクセスは東北新幹線小山駅、もしくは宇都宮線間々田駅からが近いです。
間々田駅は快速が止まりませんので、快速が止まる駅から各駅停車に乗り換えましょう。
周辺は関東平野の一部で、住宅地の一角にあります。
車は国道4号バイパスからのアクセスが便利です。