全落ちする人の割合
大学受験で全落ちするのはとても辛いことですが、実際に全落ちする人はどのくらいいるのか気になるところです。
国の統計によると、浪人する人は受験生全体の20%程度となっています。
つまり、5人に1人は浪人する計算になることがわかります。
ただし浪人といっても、中には滑り止めに受かったものの、志望する大学に進学したいのであえて滑り止めを蹴って浪人する人も含まれています。
ですから、滑り止めも含めて全落ちする人はそれよりも少なくなります。
浪人する人の中でも最も多いのが、1浪です。
2浪になるとその割合は3%ほどになり、3浪になると1%を切るようになります。
ほとんどの浪人生は1浪後に大学に進学するというのが一般的な傾向だということがわかります。
気になる全落ちする人の割合はというと、10%前後になります。
浪人する人の受験生に占める割合が5人に1人なのに対して、全落ちする人の割合が10人に1人ということになるので、もしかしたら思ったよりも多いと感じる人もいるかもしれません。
全落ち後の進路
受験予定の大学に全落ちしてしまった場合、その後の進路はどうなるのでしょうか。
その後の道についてはいくつかあって、浪人を選ぶ人が最も多いのですが、中には専門学校への進学をしたり、進学を諦めて就職する人もいます。
ほかにも、外国の大学への留学を考える人の割合も一定います。
つまり全落ちしたからといって諦める必要は全くなく、前途にはさまざまな可能性があることがわかります。
全落ちしてしまうとかなり落ち込んでしまうかもしれませんが、それでも得られるものは少なくありません。
例えばメンタリティという面では、浪人してから再度受験するときの緊張感が他の学生とは大きく違います。
すでに受験経験があるので、次に受験するときには前回のことを振り返り、どんな心構えでいると良いかを知っているので、その分だけ落ち着いて試験に臨めるようになります。
ほかにも、余裕を持って受験できるようになるというメリットもあります。
高校から大学へ進学する場合、大学受験は本当に緊張するものですが、あの緊張感が少しでも和らぐのはいいことです。
それだけでも試験にしっかり集中できるので、合格できる可能性が高くなるからです。
全落ちの原因
どうして全落ちしてしまうのか、その理由も知りたいと思うかもしれません。
一つの理由は、自信過剰です。
多少高望みしても大丈夫だろう、という根拠のない自信を持って受験すると、合格率はどうしても低くなってしまいます。
模試の結果で判定が思わしくなかった大学を受験するのは大きな冒険です。
やはり、滑り止めは安全圏の大学を受験するのが大切です。
ほかにも勉強不足や集中して学ぶことが欠けているなどの理由もあります。