鳥取大学の特色
鳥取大学は、1874開学の国立大学です。
鳥取県の学問の府として、長年に渡り優秀な人材を輩出してきた大学です。
母体は鳥取師範学校、米子医科大学及び鳥取農業学校などで戦後再編により現在の鳥取大学が誕生しました。
母体が医科大学と農業大学だったことから、医学部と農学部に定評があります。
グローバル化により、世界に通用する人材を育成することに加えて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを積極的に行なっています。
鳥取大学が目指すのは、「知と実践の融合」です。
学問は知識を取り入れるだけでなく、より優れた人格を形成するのにも貢献しなければなりません。
鳥取大学は、学生が知識と人格の両方を兼ね備えた人材を育成することに力を入れています。
地域社会の文化や産業を守り育てるだけでなく、地球規模の問題を解決するための研究を行っています。
鳥取大学にはどの学部があるのか
鳥取大学には地域、医学、工学、農学の全部で4つの学部があります。
地域学部とは単なる地元の地域だけでなく、日本、海外それぞれの地域を含んだものを研究対象にしています。
地元だけにこだわらない理由は、地域学が他の地域の特色や文化などを取り入れることで、未来志向の研究ができるからです。
地域調査に加えて、海外での地域研究に関する取り組みなど、グローバルな視点に立った研究を行います。
鳥取大学は、前身の米子医科大学時代から地元の医療の中心としての役割を果たしてきました。
山陰地方における医療の拠点として地元や周辺地域からの信頼が厚く、最先端の医療の提供を含め、レベルの高い安全かつ安心な医療を提供するための人材育成に力を入れています。
医療を取り巻く環境は常に変化しているため、最先端の医療技術を研究するだけでなく、将来的に可能になる医療研究なども積極的に行っています。
工学部は、IoTやSDGsといったより便利でかつ持続可能な社会の実現に向けた研究を行っています。
鳥取大学では工学部と医学部が連携することで、医療で培ったノウハウを工学に反映させる取り組みも始まっています。
日本の将来を担うエンジニアの育成に力を入れている学部です。
鳥取大学の農学部の歴史は古く、鳥取県の農業発展にこれまでも貢献してきた学部です。
鳥取名産の梨の生産には鳥取大学農学部が大きく寄与してきた背景があり、鳥取県の農業界においてなくてはならない存在です。
偏差値・大学を卒業した著名人・キャンパスの周辺地域
鳥取大学の偏差値は、地域学部が47から50、共通テスト得点率が最大で69%です。
医学部の偏差値は47から62で共通テストの得点率は56−76%、工学部の偏差値が45から47で共通テストの得点率が51−59%、農学部の偏差値は45−60で共通テストの得点率は54−71%となっています。
鳥取大学を卒業した著名人には、自民党議員の杉田水脈、日本ハムの社長竹添昇などがいます。
鳥取大学は、山陰本線鳥取大学前駅が最寄駅です。
近隣には湖山池があり、自然の豊かな地域です。
鳥取砂丘など観光地からも近く市内中心部にも近いことから生活は便利な地域です。