弘前大学の特色
弘前大学は1876年に開学した国立大学で、青森県でも歴史ある大学です。
大学が設置されたのは戦後になってからですが、その前身である青森師範学校の時代もこの学校の歴史に含めるのが一般的です。
一般的に国立大学は県名などを採用するケースが多いのですが、弘前大学は県庁所在地の名称も採用していないことから、全国的にも珍しい大学名と言えるでしょう。
弘前大学は医学部が有名ですが、文理学部や教育学部もあり、多岐にわたる人材育成を得意とする大学です。
文系、理系ともにプロフェッショナルを育成することに加えて、各界で活躍できる優秀な人材を輩出してきたこともでも知られています。
北東北の重要な教育の拠点としても名高く、青森県だけでなく全国から学生が集まります。
弘前大学の学部
弘前大学は5つの学部があります。
人文社会学部は、少子高齢化により失われかねない日本の大切な文化を保全するための人材育成を主に目標としています。
考古学や民俗学といった学問を中心に専門的な知識を習得し、日本の優れた文化を未来に受け継ぐための努力を払っています。
教育学部では、学校教育に必要な指導力や育成力を培うためのカリキュラムが設けられています。
小中高それぞれの学校で教師として活躍する人材を育成します。
養護教育にも力を入れていて、SDGsに関連した持続可能な社会の実現のため、平等かつ公平な教育の機会を全ての人に提供するための教育が行われています。
医学部は医学科と保健学科、心理支援化学科の3つの学科に分かれています。
弘前大学は医学部が有名ですが、医学科では社会的な変化に対応した優れた医師の育成を行なっています。
保健学科では、看護師や放射線技術士といった専門家の育成に力を入れています。
そのほかにも理学療法、作業療法といった医療関連のあらゆる分野で活躍できる人材育成に努めています。
心理支援学科は社会の複雑化に伴う精神的なケアを行う心理士の養成を得意とする学科で、時代のニーズにあった人材を育成します。
理工学部には6つの学科があり、技術の発展に貢献するエンジニアの育成だけでなく、時代をリードする専門家の人材育成に力を入れています。
弘前大学の中でも農学生命学部は特筆すべき学部の一つで、5つの学科がそれぞれ設けられています。
食糧生産に欠かせない研究者を育成するためのカリキュラムが特徴的です。
偏差値・大学を卒業した著名人・キャンパスの周辺地域
弘前大学の偏差値は最大で66となっており、共通テストは51%から78%の得点率です。
弘前大学を卒業した著名人には作家の太宰治やカーリングの目黒萌絵、柔道の野村忠宏、谷本歩実がいます。
弘前大学はりんごの生産地弘前市にあり、美しい山々が見える風光明媚な場所にあります。
青森の美しさを堪能できる場所です。