大学を知るためにはオープンキャンパスへ
オープンキャンパスは多くの大学や短大、専門学校が開催している進学希望者向けのイベントです。
キャンパスの施設や設備を実際に見学しながら説明を聞くことができますし、それ以外にも模擬授業を見学できたり個別に説明を聞いたりすることもできます。
最近では在学生によってキャンパスツアーや質問相談、学食体験といったイベントも行われることが多いです。
入学前に大学のことを知っておきたいという気持ちは誰もが持っています。
高校卒業後から大学入学前までの期間、夏休みや冬休みなどを利用してリゾートバイトをする人もいますが、
その時間を利用して、自分の志望校に対して実際に見学してみることで(オープンキャンパス)、理解を深める時間とする人もいます。
オープンキャンパスに参加するメリット
オープンキャンパスに参加する最大のメリットは志望校のことを直接知ることができるということです。
大学や短大、専門学校は高校までとはシステムも環境も大きく変わります。
そのためパンフレットを見ているだけではわからないことが多いです。
その点、オープンキャンパスに参加をすると実際の学生生活の様子が感じられるのでかなりイメージが湧いてきます。
具体的にどういった勉強ができるのか、どのような進路が目指せるのかといった細かな情報についても学部の先生や先輩に聞くことができるので具体的に自分のやりたいことにあった学校選びの意見が聞けるとても貴重なチャンスです。
学校によっては過去問の配布がされたり推薦入試の模擬試験となるディベート大会が開催されたり、といったこともあります。
特に注意が必要なのがAO入試です。
AO入試とは生徒の個性や適性、やる気を重視する入試方法です。
AO入試を行うには、オープンキャンパスで行われるAO入試事前説明会への参加が条件になっているケースが多いです。
AO入試を利用する予定の場合は、条件をよく確認しましょう。
推薦入試の場合もオープンキャンパスは重要です。面談の時に志望理由を聞かれたり、小論文を書く機会が発生します。
オープンキャンパスで受験に備えて情報収集することで、万全の体制で臨めます。
以上のように、入試対策の面でもオープンキャンパスに参加することはメリットが大きいです。
オープンキャンパスに参加して見学するべきポイント
オープンキャンパスに参加したらせっかくなのでしっかりと気になるところはチェックしておきたいものです。
後から知りたいこと、気になることがでてきてもなかなかチェックのチャンスがありません。
オープンキャンパスを逃すと確認しにくい情報もあるのでしっかりと事前にチェックポイントを確認したうえでオープンキャンパスに参加することが大切です。
オープンキャンパスで最初に確認するべきこととして学校の雰囲気や設備、施設の様子といったものがあります。
これらはパンフレットを見てもわからない部分が多いです。
学校によって雰囲気は違いますし、図書館の蔵書数や研究室の様子、学生数に見合った設備の数といったものも見学しながら確認をしていきます。
入試の情報についてもオープンキャンパスはしっかりと情報収集する最高のチャンスです。
入試説明会や入試対策講座、個別相談会といったものや在学生による入試相談といったものがどこの大学でも開催されています。
どうしてもオープンキャンパスは施設見学や体験授業といったものにばかり目が行きますが、きちんと説明会や相談会には参加をして入試で役立つ情報を確認しておきましょう。
交通や周辺環境も当日確認しておきたいポイントです。
自宅から学校まではどのくらい時間がかかるのか、混雑はどのくらいか、といったことも実際に行くことでわかることですし、今までのイメージと変わることもあります。
何年も通うことになる場所なので通いやすさや学校周辺の過ごしやすさはしっかりと確認しておきたいポイントです。
オープンキャンパスの情報を調べるには、実際に行きたい学校のホームページを見たり、電話で問い合わせたりするなどの方法がありますが、特に行きたい場所が決まっていない場合は、全国のオープンキャンパスの開催情報が掲載されている専用サイトを活用するといいでしょう。